BOLT-Tester
BTSは加速度センサーを内蔵したハンマーで対象物を打撃し、打撃力波形を打撃力と反力に分離されます。反力の遅れ時間によって、対象物の健全性を評価することができます。ボルトを打撃した場合、健全なボルトの打撃力波形はピークに対してほぼ対称な波形になります。ボルトの状態で、やや波形が乱れることはありますが、ピークが1つしかない波形となります。不健全なボルトの波形は打撃力に対する反力の発生に大きな時間遅れが発生し、ピークが双山の波形となります。・特許第6186241号 ボルトの健全性診断方法・JIS(規格番号:Z2339)ボルト接合部の機械インピーダンスの測定方法
コンクリートテスター CTS-02v4
加速度センサー付きハンマーでコンクリート表面を打撃することによって、コンクリートの健全度を判定・診断する計測機器です。CTSは打撃力波形から圧縮強度を推定します。打撃表面近傍(表面から5cm)のコンクリートの圧縮強度推定(N/mm2)を推定し、劣化度合い・はく離に関する指標値を算出・表示します。次ページの6.写真・図・表の左中央部に示す通り、縦軸を加速度、横軸を時間で表した打撃力波形が得られます。前半の波形はハンマーがコンクリート表面を押している時間を表し、コンクリート表面では塑性変形、弾性変形が進行します。一方で後半の波形は弾性変形したコンクリート表面がハンマーを押し戻しつつ元の形に戻る時間を表しています。コンクリートの圧縮強度は、弾性特性のみが反映された後半波形をもとに、「機械インピーダンス値」を算出し、コンクリート表面の劣化に影響されずに圧縮強度を計測することができます。
UAVにおけるインフラ施設の維持管理
点検用UAVを活用し、高解像度カメラで橋梁の画像を撮影し、SfM/MVS処理によって高密度な三次元点群データを生成する計測手法「UAV写真点群測量技術」を開発しました。この手法では、UAVの自動回避機能や高度制御機能を備え、安全性を確保した運用ルール(飛行高度制限、接近距離、通信遮断時の対応)を策定しています。また、高精度の点群データを効率的に取得可能とするため、大規模橋梁では橋脚ごとにデータを作成し、座標値を付与した三次元点群データを活用しています。高所作業車やUAVでの点検が困難な箇所について、ドローン技術を応用した高所点検ツール「たおれん棒」などの新技術を活用しています。豪雨や地震に伴う土砂災害が発生した場合は、緊急巡視としてUAVによる空撮やレーザ計測を行い、砂防設備等の変状や渓流内の土砂移動状況等を確認しています。
社会的課題を解決する高機能コンクリート
①防菌コンクリート
防菌コンクリートは、独自に開発した無機系コンクリート混和材「防菌剤」をコンクリートに混ぜるだけで製造することができます。防菌剤は、硫酸を生成する硫黄酸化細菌の活動を得意的に阻害します。現場打設・プレキャスト製造に対応可能で、下水管やマンホールを中心に上下水道施設や排水処理施設に適用されています。
②バイオスマートコンクリート
独自に発見した強アルカリ耐性菌AH株がコンクリート中の溶存酸素を積極的に除去し、錆の原因である酸素を不足させることで鉄筋腐食を防止することができます。さらに、呼吸に伴い排出される二酸化炭素はコンクリート中のカルシウムとアルカリ環境下において速やかに鉱物化反応を起こし炭酸カルシウムを析出し、ひび割れ部を埋めることで自己治癒機能を発現することができます。
SCBR工法
本工法は、プレテンション方式PC連続桁橋の連結部について、施工性・経済性・耐久性・景観などに配慮し、開発した新しい工法です。本工法を用いることで、支承数を大幅に低減したプレテンション方式PC連続桁橋を構築することが可能です。
本工法は、中間支点の支承上にプレキャスト横梁を設置し、それを介して主桁を連結する構造です。従来は、一般的なプレテンション方式PC連続桁は2点支承で支持しますが、本工法は1点支承での支持が可能となり、支承数の大幅な減少によるコスト縮減や工期短縮が可能になります。
多機能型排水性舗装(FFP)
フル・ファンクション・ペーブは、混合物一層で表面付近は排水性機能,下部はSMA(砕石マスチック舗装)の防水性機能を併せ持つ、次世代型の多機能型舗装工法です。この工法はメカニズムを改良したアスファルトフィニッシャを用いた施工によって、路面のキメ深さを確保できる縦溝粗面に仕上がり、この縦溝粗面と表面付近の空隙に凍結防止剤が簡単に流出せずに留まることで、塩分残存率の高い粗面系の凍結抑制舗装となります。さらに、路面のすべり抵抗性も優れています。また当社独自の高性能改質アスファルトを使用することにより、高い耐流動性と骨材の飛散抵抗性が得られ、排水性舗装の弱点を大幅に改善できる舗装工法です。
パーマネントデッキ(常設足場)
橋梁本体に支持材を取り付け,その支持材の外側にアルミ製パネルを取り付けることで橋桁本体を覆う常設足場
を構築するものです。開発コンセプトは以下となります。
・景観に配慮した高いデザイン性: カラーは標準5色のバリエーションを用意し,自由に選べるようにしました。裏面
パネルは2種類の形状から,側面パネルは3種類の形状(機能と意匠が選べる)から選べるようにし,ユニット寸法を
統一することで自由に組み合わせることができるようにしました。
・送出し工法による工期短縮とコスト縮減: パーマネントデッキ専用の送り出し治具を同時開発しており,現場条件
によっては仮設足場の削減が可能となり,工期短縮とコスト縮減が実現できました。
・点検・作業時の快適で安全な作業環境: 内部床材は表面がフラットで移動しやすく,剛性が高くたわみにくい断面
を採用しているため作業時の足元の安定性が向上されています。また,側面パネルに開放型を採用すると常設足場
内の環境を通気性ならびに採光性に優れたもにすることができます。
ボルト締付けマーキング用スタンプ「Boltline~ボルトライン~」
トルシア形高力ボルトに締付管理用マーキングをワンプッシュでスタンプできる器具であり、 従来はマーカーペンによる手書きで対応していた。本技術の活用により、手書きでは困難な真っ直ぐの線を素早くマーキングすることができる。
ボルト用マーキングスタンプ「BoltlineFlex~ボルトラインフレックス~」
対象のボルトやナットが緩んでいないことを確認するために、均一な合いマークを簡単に施せるスタンプ技術
長距離配管気水洗浄工法
本工法では専用の気水洗浄装置を用いて管内に水と空気を送り込み、水と空気が混在する流れである『気液二相流』を発生させます。この気液二相流の持つ衝撃力とせん断力で管内面に付着した汚れを洗浄するのが長距離配管気水洗浄工法です。
<特徴>
・用いられるのは水と空気のみのため、環境性に優れる。
・異物を管内に入れることなく洗浄できるので、閉塞の危険が無い。
・一度に洗浄できる延長が1500mと長距離であるため、広範囲を短時間で洗浄することが可能。
・薬品等を使わないことから洗浄後すぐに共用できるため、利用者への負担が少ない。
・作業、設備が容易であるため、施設の稼働停止期間が短い。
フォームサポート工法
フォームサポート工法は、橋脚等の間に橋桁を架渡した構造の橋梁をEDO-EPSブロックと発泡ウレタン等で補強する中詰め工法です。 また、劣化した橋梁全体を土構造物化、または橋梁の補強構造体としてそのまま使用することもできます(EDO-EPSブロックを使用した軽量盛り土と同等の取り扱いとなるため、本設の構造物となります)。
金属系の研削材を回収・再利用するブラスト工法
「循環式ハイブリッドブラストシステム」は、橋梁の補修・補強工等において、鋼構造物の素地調整(1種ケレン)やコンクリート劣化部のチッピングを行うための循環式機能付きのブラスト工法である。ブラスト処理後のケレンかす(研削材・剥離物)を吸引分別し、研削材を循環させ再利用できるのが特長。研削材と旧塗膜・コンクリート粉を分別できるほか、研削材は繰り返し投射可能で、旧塗膜やコンクリート粉は集塵分別されダストボックスに回収する。研削材と塗膜を完全分離させることにより鉛やPCBなどを含有する塗膜のみを処理することができる。